除脂肪体重

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おはようございます!

鹿児島市下荒田にある鍼灸整骨院nagasakiです!

今回は除脂肪体重について書いたいと思います!

除脂肪体重(Lean Body Mass, LBM)とは、体内の脂肪を除いた部分の総重量のことを指します。つまり、筋肉、骨、臓器、水分など脂肪以外の成分の総量を含んでいます。除脂肪体重は、筋肉量や体力の指標として重要であり、スポーツ選手や体力向上を目指す人々にとって、目標管理に役立つ数値とされています。

一般的な計算式では以下のようになります:

除脂肪体重 = 体重 – 体脂肪量

たとえば、体重が70kgで体脂肪率が15%の人の場合、体脂肪量は10.5kg(70kg × 0.15)となり、除脂肪体重は59.5kg(70kg – 10.5kg)となります。

除脂肪体重は、野球選手のパフォーマンスに大きく影響する重要な要素です。筋肉量、骨量、内臓などを含むこの体重は、単なる体重よりも、選手の能力をより正確に反映します。

なぜ除脂肪体重が重要なのか?

  • パワーの源: 筋肉量が多いほど、より大きな力を発揮できます。投球スピードや打球の飛距離に直結します。
  • 持久力の向上: 筋肉はエネルギーを消費するため、基礎代謝を高め、持久力を向上させます。
  • ケガの予防: 筋肉がしっかりしていれば、関節や靭帯への負担を軽減し、ケガのリスクを下げることができます。

野球選手にとってのベストな除脂肪体重

結論から言うと、一概に「これ」という数値はありません。

  • ポジションによる違い: 投手、捕手、野手など、ポジションによって求められる身体は異なります。
  • 個人差: 体格、筋肉のつき方、運動神経など、個人差が大きいからです。

しかし、一般的には、同年代の平均よりもやや高い除脂肪体重が望ましいとされています。

目安としては、以下の点が挙げられます。

  • 高校野球選手: 60kg程度
  • 大学生野球選手: 65kg程度
  • プロ野球選手: 70kg程度

除脂肪体重を増やすためのポイント

  • 筋力トレーニング: 全身の筋肉をバランスよく鍛えることが大切です。特に、体幹、下半身、上半身の複合的なトレーニングが効果的です。
  • 栄養管理: タンパク質を十分に摂取し、筋肉の合成を促しましょう。鶏肉、魚、大豆製品などがおすすめです。
  • 休養: 筋肉はトレーニング後、休養中に成長します。十分な睡眠をとり、オーバーワークを防ぎましょう。

注意点

  • 体脂肪率も重要: 除脂肪体重を増やすだけでなく、体脂肪率も意識することが大切です。体脂肪率が高すぎると、動きが鈍くなったり、ケガのリスクが高まったりする可能性があります。
  • 無理なダイエットは禁物: 短期間で体重を減らそうと、極端な食事制限や激しい運動をするのは避けましょう。健康を損なうだけでなく、パフォーマンス低下にもつながります。

まとめ

除脂肪体重は、野球選手のパフォーマンス向上に不可欠な要素です。しかし、闇雲に体重を増やすのではなく、自分の体格やポジションに合ったトレーニングと栄養管理を行うことが重要です。