野球におけるレイトコッキング期の肩関節の最大外旋

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おはようございます!

鹿児島市にある鍼灸整骨院nagasakiです!

今回は野球の投球フォームの肩関節最大外旋の重要性やメリットについて書いてみました!

野球のレイトコッキング期から加速期における最大外旋(Maximum External Rotation, MER)は、ピッチング動作やスローイング動作で非常に重要な要素です。この局面は、腕が肩関節で最も外側に回転する位置を指し、ボールに最大のエネルギーを伝える準備段階となります。

最大外旋のメリット

1. エネルギーの蓄積と放出の効率化

• 肩関節が最大外旋に達することで、胸部や肩周辺の筋肉、腱、靭帯がストレッチされ、弾性エネルギーが蓄積されます。

• このエネルギーは加速期で瞬時に放出され、ボールに対する力を増幅し、球速が向上します。

2. 腕と体幹の連動性向上 

最大外旋により、腕が体幹とタイミングを合わせやすくなります。これにより、体幹から腕、指先へのエネルギー伝達がスムーズになり、効率的なスローイング動作が可能になります。

3. 投球動作の効率向上 

最大外旋角度が適切だと、腕を振る距離 が長くなり、力をボールに伝える時間が増えます。この「長い加速距離」は、球速や回転数を高める効果があります。

4. ボールへの回転量の増加

 特にストレートや変化球では、最大外旋によってボールにスピンを加える力が強化されます。

 適切な外旋角度を確保すると、指先でのスナップ動作が効果的になり、球種ごとの特性が向上します。

5. 肩関節の負担分散

• 最大外旋がスムーズに行われることで、肩や肘への負担を最小限に抑えられる可能性があります。適切な柔軟性と筋力がある場合、ストレスが関節全体に分散され、怪我のリスクが減少します。

ぜひ最大外旋がスムーズにできるようにしましょう!