おはようございます!
鹿児島市下荒田にある鍼灸整骨院nagasakiです!
今回はSSC(ストレッチショートニングサイクル)をご紹介します!!
ストレッチショートニングサイクル(Stretch-Shortening Cycle, SSC)とは、筋肉が一旦伸ばされた後に素早く縮むことで発揮される力を利用する動作の仕組みのことです。スポーツやトレーニングでよく使われる概念で、ジャンプやスプリントなどの爆発的な動きに重要な役割を果たします。
SSCのメカニズム
SSCには3つのフェーズがあります:
1. 伸張(エキセントリック)フェーズ
筋肉が伸ばされる段階です。このとき、筋肉に弾性エネルギーが蓄えられます。
• 例:ジャンプのためにしゃがむ動き。
2. 転換(アイソメトリック)フェーズ
伸ばされた筋肉が短縮に切り替わる瞬間。このフェーズが短いほど、エネルギーを効率よく使えます。
• 例:しゃがんだ後、すぐにジャンプする準備段階。
3. 短縮(コンセントリック)フェーズ
筋肉が縮む段階で、蓄えられたエネルギーが解放され、大きな力を発揮します。
• 例:しゃがんだ状態から一気にジャンプする動き。
SSCの特徴
• 弾性エネルギーの利用
筋肉や腱がバネのように働き、素早い反発力を生み出します。
• 神経系の関与
筋紡錘(筋肉のセンサー)が筋肉の伸張を感知し、反射的に収縮を促進します(ストレッチ反射)。
• 効率の向上
弾性エネルギーと神経反射を利用することで、筋肉のエネルギー消費を抑えつつ大きな力を発揮できます。
SSCを活用した運動例
• ジャンプ系トレーニング: ボックスジャンプ、バウンディング(片足で跳ねる動き)。
• ランニング: 特にスプリントや長距離走での足の蹴り出し。
• プライオメトリックトレーニング: 爆発的な筋力を鍛える運動(例: スクワットジャンプやメディシンボール投げ)。
実生活やスポーツでのSSCの役割
• バレーボールのスパイク動作
• サッカーのキック
• テニスのサーブ
• 階段を駆け上がる動き
SSCは、爆発的な動作や効率的なエネルギー利用を可能にする筋肉の「バネ」の仕組みと考えると理解しやすいですね!
ぜひパフォーマンスアップのためにトレーニングしてくださいね^_^