おはようございます!
鹿児島市下荒田にある鍼灸整骨院nagasakiです。
今回は変形性膝関節症について書きたいと思います。
原因
・加齢や長年の使用による膝関節の軟骨のすり減り。
・肥満や過度な運動での関節への負担増加。
・外傷後の後遺症。
症状
・膝の動き始めに痛みを感じる(初期症状)。
・膝の腫れやこわばり、可動域の制限。
・重症化すると、歩行時や安静時にも痛みが生じる。
そして、股関節の可動域不足は変形性膝関節症に影響を与える可能性があります。
理由として以下が挙げられます!
・代償動作による膝関節への負担
股関節の柔軟性や可動域が不足すると、歩行や立ち上がり動作の際に膝関節が過剰に動き、負担が集中します。この結果、膝の軟骨がすり減りやすくなります。
・運動連鎖の崩れ
股関節、膝関節、足関節は連動して動きます。股関節の動きが制限されると、膝関節がその制限を補おうとし、膝に余計な負担がかかります。
・筋力バランスの悪化
股関節の可動域不足があると、臀部や股関節周りの筋肉(大臀筋、中臀筋など)の働きが低下し、膝周辺の筋肉(大腿四頭筋やハムストリングス)に過度な負担がかかりやすくなります。
2. 女性に多い理由
変形性膝関節症が女性に多い理由には以下のような要因があります:
(1) 解剖学的要因
・骨盤の形状
女性は男性より骨盤が広く、脚の骨(大腿骨)が膝の内側に傾斜する角度(Q角)が大きいです。この角度が大きいほど、膝関節にかかる負担が増加しやすいです。
・筋力の差
男性と比べて女性は筋力が弱い傾向にあります。特に大腿四頭筋や臀筋が弱いと膝関節の安定性が低下し、軟骨への負荷が増えます。
(2) ホルモンの影響
・閉経によるエストロゲンの減少
女性ホルモンであるエストロゲンは、関節軟骨の保護や炎症抑制に関与しています。閉経後にエストロゲンが減少すると、軟骨のすり減りが進みやすくなります。
(3) 生活習慣
・姿勢や運動不足
女性は膝を曲げる動作(正座、あぐら)を行う機会が多い文化的背景があるため、膝関節に負担がかかりやすいです。
(4) 疾患の認識と診断の差
・受診率の違い
女性の方が膝の痛みを感じた際に早く医療機関を受診する傾向があります。その結果、診断されるケースが多いと考えられます。
結論
股関節の可動域不足は膝関節への負担を増やし、変形性膝関節症を悪化させる一因となります。また、女性に多い理由は、解剖学的特徴、ホルモンの影響、生活習慣など多岐にわたる要因が関連しています。このため、膝の痛みだけでなく、股関節の柔軟性や筋力の強化も予防や改善において重要です。
当院では膝周りや股関節周りの筋肉の筋緊張の緩和と
弱くなった膝の筋肉のトレーニングなどをして痛みを改善していきます!
ぜひご相談ください!!