投球における肩関節、最大外旋不足のリスク

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おはようございます!

鹿児島市下荒田にある鍼灸整骨院nagasakiです!

前回は投球における肩関節の最大外旋のメリットを書きましたが、今回は最大外旋が不十分な場合のリスクについて書きます!

1. 球速や球威の低下

最大外旋が不十分だとエネルギー蓄積が制限され、投球動作全体の効率が低下します。

2. 肩や肘への負担増加

外旋不足の場合、腕を振る動作に無理が生じ、肩や肘の特定部分に過剰なストレスがかかります。これにより、投球障害(肩関節インピンジメント症候群や肘内側側副靭帯損傷など)が発生しやすくなります。

3. 制球力の低下

最大外旋が足りないと、リリースポイントの位置が安定しにくくなり、コントロールに影響を及ぼします。

最大外旋を効果的に活用するための条件

1. 肩の柔軟性

 肩関節の適切な柔軟性が必要。ストレッチやモビリティトレーニングで外旋可動域を広げる。

2. 体幹の安定性

 体幹がしっかり安定していないと、エネルギーの効率的な伝達が妨げられます。体幹トレーニングが重要です。

3. 肩周りの筋力と耐久性

 ローテーターカフ(回旋筋腱板)や肩甲骨周りの筋肉を強化することで、外旋の可動域を最大限に活用できます。

4. 正しいスローイングメカニクス

最大外旋は自然な投球動作の一部であり、不適切なフォームでは外旋が十分に発揮されません。コーチングやビデオ解析を活用して改善します。

理想的な最大外旋角度

プロ野球選手の最大外旋角度は、160~180度程度とされています(肩関節の解剖学的な可動域の限界付近)。

過剰な外旋は怪我のリスクを高めるため、適切なトレーニングとフォーム調整が重要です。

しっかり取り組んでいきましょう!