おはようございます！

鹿児島市下荒田にある鍼灸整骨院nagasakiです。

今回メジャーリーガーの大谷選手が試合で左肩を痛めました！

診断は関節唇断裂です！

よく野球選手などで投げすぎて痛める選手が多いです。

今回は関節唇損傷のお話です。

関節唇損傷とは

関節唇損傷とは、関節の安定性を保つために重要な役割を果たしている「関節唇」という軟骨組織が損傷してしまう状態を指します。関節唇は、関節の動きをスムーズにし、衝撃を吸収するクッションのような役割も担っています。

・関節の安定性

関節のソケット部分を深め、関節頭の脱臼を防ぎます。

・関節の動き

関節の動きをスムーズにし、広範囲な動きを可能にします。
衝撃吸収

関節にかかる衝撃を吸収し、関節軟骨を保護します。

関節唇損傷の原因は

関節唇損傷は、スポーツ活動中の外傷や繰り返しの動きによる摩耗など、様々な原因によって起こります。

・スポーツ外傷

サッカー、ラグビー、バスケットボールなど、激しい接触を伴うスポーツでの外傷が代表的です。

・繰り返しの動き

野球の投球動作やテニスのスイングなど、特定の動作を繰り返すことによる摩耗。

・変形性関節症

関節軟骨がすり減る病気によって、関節唇に負担がかかり損傷することもあります。

関節唇損傷の症状では

・痛み

関節の深部からくる痛みで、運動時や安静時にも感じることがあります。

・腫れ

関節周囲が腫れることがあります。
関節の動き制限: 痛みや不安定感により、関節の動きが制限されることがあります。

・関節のクリック音

関節を動かした際に、クリック音や引っかかる感じがすることがあります。

関節唇損傷の診断

関節唇損傷の診断には、医師による問診、身体検査に加え、MRI検査などが行われます。MRI検査では、関節唇の断裂や変形を詳しく観察することができます。

関節唇損傷の治療

関節唇損傷の治療法は、損傷の程度や患者さんの年齢、活動レベルなどによって異なります。

保存療法では
・安静　 関節を休ませる。
・薬物療法  痛み止めや消炎鎮痛剤を使用する。
・リハビリテーション  関節の機能回復を図る。

手術療法では
・関節鏡手術　　関節鏡を用いて、損傷した関節唇を修復または切除します。

関節唇損傷を予防するには

・ウォーミングアップ

運動前には必ずしっかりとウォーミングアップを行い、筋肉を温めて柔軟性を高めましょう。

・正しいフォーム

スポーツや運動をする際は、正しいフォームで行うことが大切です。

・オーバーユースの回避   同じ動作を長時間繰り返さないようにしましょう。

定期的な運動: 適度な運動は関節の柔軟性を高め、関節唇損傷のリスクを減らす効果が期待できます。

まとめ

関節唇損傷は、関節の安定性や動きに大きな影響を与える可能性のある疾患です。早期に診断し、適切な治療を受けることが重要です。

もし関節に痛みや違和感がある場合は、早めに整形外科を受診しましょう。

免責事項: 本記事は、一般的な情報提供を目的としたものであり、医学的なアドバイスではありません。病気の診断や治療については、必ず医師にご相談ください。