筋肥大と筋力の違い

 | 

おはようございます!
鹿児島市下荒田にある鍼灸整骨院nagasakiです。

今回は筋肥大と筋力の違いについてです!!

筋肥大と筋力は密接に関連していますが、それぞれ異なる概念であり、筋肉の成長や運動能力において異なる特徴を持っています。

筋肥大(Hypertrophy)

【定義】
筋肉の断面積が大きくなること、つまり筋肉が太くなる現象。

【メカニズム】
筋線維のサイズが増加することで起こります。主に筋線維(特に速筋)のタンパク質合成が促進されることで達成されます。

【目的】
筋肉の見た目を大きくすることが主な目標。ボディビルダーやフィジーク競技者が重点を置く分野です。

【トレーニング】
・中~高重量(1RMの65~85%程度)
(総負荷量が一緒なら低負荷×高回数でも可能)
・8~12回の反復回数
・セット間休憩は短め(30秒~1分程度)
・ボリュームを重視(セット数やトレーニング頻度を多めにする)

【成果】
筋肉が大きく見え、身体全体のシルエットが変わります。

筋力(Strength)

【定義】

筋肉が発揮できる力の大きさ、つまりどれだけ重物を持ち上げられるか、押したり引いたりできるかを示す指標。

【メカニズム】
筋肉自体のサイズも影響しますが、神経系(筋肉を動かすための神経信号の効率性)の働きが重要です。特に、筋繊維を効率的に動員する能力が向上します。

【目的】
最大限の力を発揮することが目標。パワーリフティングやウェイトリフティングで重視される要素です。

【トレーニング】

・高重量(1RMの85%以上)
・1~6回の反復回数
・セット間休憩は長め(2~5分)
・神経系への負荷を重視(低ボリューム、高強度)

【成果】

大きな力を発揮できるが、筋肉のサイズは筋肥大ほど顕著ではない場合があります。

まとめ

・筋肥大は「筋肉の見た目」を大きくすることに焦点を当て、筋力は「筋肉がどれだけ力を発揮できるか」に焦点を当てます。

・両方を鍛えることは可能であり、どちらを重視するかはトレーニングの目的に応じて選びます。

・筋肥大と筋力は互いに補完的な関係であり、筋力を向上させれば筋肥大が起こる場合も多く、逆に筋肥大が筋力向上に寄与することもあります。

目的に応じたトレーニング計画を立てることが大切です!

腰、肩の痛みでお困りの方
鹿児島市下荒田にある鍼灸整骨院nagasakiへ
鹿児島市電 騎射場駅徒歩7分
脊柱管狭窄症 椎間板ヘルニア すべり症 坐骨神経痛 五十肩